元パリコレ美容師リカさんから伝授

美容師不足の解決策はフレックス体制もあり!経営悪化を防ぐ道。

 
美容師不足の解決策はフレックス体制。経営悪化を防ぐ道。
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向川利果/元パリコレ美容師/美容トータルプロデューサー/トップブランディングプルデューサー/コンサルタント/デジタルマーケッター|パリコレクション・東京コレクション等ナオミ.キャンベル・シンディ.クロフォード・ケイト.モスなどスーパーモデルを数多く担当。グローバルコングレス世界大会日本代表。国内外の豊富な実績や経験をもとに「売り上げ100万円」を目指している美容師やサロンにマーケティングをコンサルティング。異業種サロン系スーパーバイザーとして相談が後を絶たない。/テレ朝ワイドスクランブル・テレ朝サンデーステーション・読売テレビ・朝日出版社AERA解説
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美容師不足の解決策はフレックス体制が経営悪化の原因の道を防ぎます。美容室の経営悪化に人手不足が77%とデータが出ています。

 

美容師不足の昨今、多様な働き方が求められると思います。美容師年齢も30代が最も多く女性美容師の結婚や出産、育児など働きやすい環境作りが必須になります。男性美容師も、育児に参加しやすい環境が必要ですよね。

 

美容師不足の解決策はフレックスタイム制を導入することで、技術者が辞めることなく長年勤めることができるようになり経営悪化を防ぎます。

 

美容室にフレックスタイム制を導入すると、美容師の仕事をしながら家庭との両立を図る、介護や病気の家族を養うなどができます。止むを得ず離職を防ぐことができます。

 

今日は私も体験したきた「美容師不足の解決策はフレックス体制」を解説していきます。

 

 

美容師不足の解決策はフレックス体制

 

美容室の人手不足は深刻で、離職率も7割と非常に高いですよね。美容師免許取得者は横ばいながらも、離職が高いのは働きづらさが関係しています。

 

美容師の離職の対策や、人手不足を解決するにはフレックス体制が良いと思いますよ。フレックスタイム制は、始業・就業の時刻を労働者が自分で決定できる制度です。

 

労働者が一定期間の中で、決められた時間数を労働することを条件に、各日の始業、終業時刻を自分で決めることができる制度です(労働働基準法32条の3)

 

例えば、ある月に1ヶ月間の合計で160時間勤務すると定められていたら、ある日は1日6時間、ある日は1日10時間といった形で労働時間を自分で決定し、合計で160時間になるように調整する制度です。

 

つまり始業・終業時刻を自由に決められるので、仕事と家庭などプライベートのバランスを図ることができます。

 

フレックスタイム制では、清算期間を平均して1週間の法廷時間を超えない範囲であれば、1週間または1日の法廷時間を超えて労働させることができます。

 

*清算期間・・・その期間を平均し1週間あたりの労働時間が法廷労働時間を超えない範囲において労働させる期間をいい、1ヶ月以内の期間に限るもの(法改正で清算期間の上限が3ヶ月になりました)

 

フレックスタイム制

 

働き方改革の一環として、フレックスタイム制に関する法改正が行われました。(2019年4月施行)

 

今回の法改正によって、フレックスタイム制の清算期間の上限が3ヶ月となりました。

 

 

第1 フレックスタイム制(新労基方第32条の3及び第32条の3の2並びに新郎規則大32条の3関係)

趣旨

フレックスタイム制は、一定の期間(清算期間)の総労働時間を定めておき、労働者がその範囲内で各日の始業及び終業の時刻を選択して働くことにより、労働者が仕事と生活の調和を図りながら効率的に働くことを可能とし、労働時間を短縮しようとする制度である。

整備法においては、子育てや介護、自己啓発など様々な生活上のニーズと仕事との調和を図りつつ、効率的な働き方を一層可能にするため、フレックスタイム制がより利用しやすい制度となるよう、清算期間の上限の延長等の見直しを行ったものであること。

なお、フレックスタイム制の運用に当たっては、使用者が各日の始業・終業時刻を画一的に特定することは認められていないことに留意すること。

 

引用元:厚生労働省 労働基準法第32の3

URL:https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc3655&dataType=1&pageNo=1

 

 

 

美容師のフレックスタイム制

  • 美容師の離職の対策
  • 人手不足を解決
  • 始業・就業の時刻を労働者が決定できる

 

フレックスタイム制

引用元:厚生労働省・都道府県労務局・労働基準監督署

働き方改革関連法解説(労働基準法/フレックスタイム制の改正関係)

URL:https://www.mhlw.go.jp/content/000476042.pdf

 

 

 

 

美容室でフレックスタイム制を導入するには

 

美容室でフレックスタイム制を導入するには、一定の手続きが必要です。

 

導入要件

 

フレックスタイムの導入に当たっては、基本的なルールを守る必要があります。

 

就業時規則等への規定と労使協定の締結が必要です。この2点を満たしていればフレックスタイム制を導入することができます。

 

導入要件

  • 就業時規則等への規定
  • 労使協定の締結

 

 就業規則

就業規則等に、始業・終業時刻を労働者の決定に委ねることを定める必要があります。(従業員の自主的決定に委ねるものとする)

 

労使協定

労使協定で制度の基本的な枠組を定め、以下の事項を定める必要があります。

 

(1)フレックスタイム制により労働させることができる労働者の範囲

(2)清算期間

(3)清算期間における総労働時間

(4)標準となる1日の労働時間の長さ

(5)コアタイムを定める場合には、その時間帯の開始・終了の時刻

(6)フレシキブルタイムを定める場合には、その時間帯の開始・終了の時刻

*コアタイムとフレシキブルタイムについては後述しています。

 

 

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フレックスタイム制のデメリット

 

美容室でフレックスタイム制を取り入れる場合、不都合が生じる可能性もあるので注意が必要ですよ。

 

労働者(スタッフ)が始業・終業時刻が選べる以上、「〇〇時に出社するように」という命令ができません。

 

例えば、フレックスタイム制で従業員がバラバラな時間になると、稼働率が良い時間に来て欲しいと命令ができません。サロンによって混雑する時間帯や暇な時間帯がありますよね。

 

そのような問題を対処するには、「フレシキブルタイム」及び「コアタイム」を設けます。

 

フレシキブルタイムとコアタイム

 

フレックスタイムにはデメリットがあるので、フレシキブルタイムやコアタイムの制度を合わせて活用すると、うまく運用ができます。

 

 フレシキブルタイム

労働者がフレシキブルタイムの選択により、労働することができる時間帯の事をいいます。例えば、始業時のフレシキブルタイムを8:00〜10:00と定めた場合、労働者はその範囲内で始業時刻を選択する必要があります。

 

フレシキブルタイムを設定することで、午後遅くに出社するといったことを防ぐことができます。

 

 コアタイム

労働者が労働しなければならない時間帯のことです。例えばコアタイムを10:00〜15:00と定めた場合、その時間帯は必ず労働することが義務付けられます。

 

コアタイムを設けることで、サロンにスタッフが揃っていて欲しい時間帯を設定することができます。

 

 

フレシキブルタイムとコアタイムを設けると、サロン側とスタッフ側で上手に時間調整ができますよね。

RIKA

 

 

美容室の人手不足は77%で経営悪化

 

美容室の美容師不足について困っているという相談をよく受けます。実際のデータを見ても、美容業の77%が従業員の不足が経営の悪化の理由に挙げています。

 

美容業の半数以上がスタッフ不足を挙げているのは深刻ですよね。

 

日本政策金融公庫(日本公庫)は2018年3月6日、理美容業などの雇用動向に関する「生活衛生関係営業業界の景気動向に関するアンケート」結果を発表した。美容業の77%が従業員の不足による「経営悪化への影響」を受けている回答した。

引用元:理美容ニュース

 

 

 

人手不足の原因の根本は、離職率の高さにあります。

せっかく理美容師になっても27歳までに退職する人が7割いるといいます。

引用元:理美容ニュース

 

 

 

従業員不足の確保について

従業員の確保について美容業理容業
確保しにくい35%29%
過不足感(不足している)37%34%
経営悪化の影響77%65%

 

美容師の働き改革法についてこちらの記事を参考に読んでみてくださいね。
美容室の働き方改革法。労働生産性を上げ人手不足を解消。

 

 

 

 

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まとめ・・・美容師不足の解決策はフレックス体制もあり!経営悪化を防ぐ道。

 

美容室のフレックスタイム制は美容師の人手不足を解消します。

 

美容師のフレックスタイム制

  • 美容師の離職の対策
  • 人手不足を解決
  • 始業・就業の時刻を労働者が決定できる

 

導入要件

  • 就業時規則等への規定
  • 労使協定の締結

 

従業員不足の確保について

従業員の確保について美容業理容業
確保しにくい35%29%
過不足感(不足している)37%34%
経営悪化の影響77%65%

 

 

RIKAはこう思うよ。

多様な働き方を作ろう。

RIKA

 
 
 
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向川利果/元パリコレ美容師/美容トータルプロデューサー/トップブランディングプルデューサー/コンサルタント/デジタルマーケッター|パリコレクション・東京コレクション等ナオミ.キャンベル・シンディ.クロフォード・ケイト.モスなどスーパーモデルを数多く担当。グローバルコングレス世界大会日本代表。国内外の豊富な実績や経験をもとに「売り上げ100万円」を目指している美容師やサロンにマーケティングをコンサルティング。異業種サロン系スーパーバイザーとして相談が後を絶たない。/テレ朝ワイドスクランブル・テレ朝サンデーステーション・読売テレビ・朝日出版社AERA解説
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