元パリコレ美容師リカさんから伝授

美容室はコロナで生き残り、コロナ倒産は加速?必読7つの対策。

 
美容室はコロナ生き残り、コロナ倒産は加速?必読7つの対策。
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向川利果/元パリコレ美容師/美容トータルプロデューサー/トップブランディングプルデューサー/コンサルタント/デジタルマーケッター|パリコレクション・東京コレクション等ナオミ.キャンベル・シンディ.クロフォード・ケイト.モスなどスーパーモデルを数多く担当。グローバルコングレス世界大会日本代表。国内外の豊富な実績や経験をもとに「売り上げ100万円」を目指している美容師やサロンにマーケティングをコンサルティング。異業種サロン系スーパーバイザーとして相談が後を絶たない。/テレ朝ワイドスクランブル・テレ朝サンデーステーション・読売テレビ・朝日出版社AERA解説
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美容室はコロナで生き残り、またはコロナ倒産が加速するのか、次の第2波まで不安ですよね。

 

美容室はコロナで売上減少し、美容室はコロナで倒産は加速するのでしょうか。

 

美容室でコロナの生き残り対策は、衛生管理の徹底、顧客化、新規獲得、失客しない、顧客の囲い込み、資金の確保、単価アップが必須7項目となるでしょう。

 

また、今後コロナ倒産が考えられることとして、コロナ長期化の影響で再来店の長期化、予約取りの間隔(1日にできる人数)が限られること、都市部の休業要請や外出自粛要請などでしょう。

 

そのため政府の給付金や助成金・無利子の融資の利用、自己資金の確保を十分にしていくことが大切になります。

 

美容業界の倒産については、2019年は「美容業」162件、「理容業」18件となっており、この3年間で前年度比を増加しています。*美容業の中には美容室以外も含まれています。

 

このことから今回コロナの影響、外出自粛要請の影響で、2020年度の美容業は2019年度をはるかに上回ることが懸念されます。

今までのような美容室のあり方ではなく、別の切り口から採択していく必要があるでしょう

 

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美容室はコロナで生き残りをかける

 

美容室はコロナで生き残りをどのようにするか、これからどう生き延びていくか危機感を感じながらこの半年間過ごしていると思います。

 

今回のコロナの影響で美容室は大きなダメージを受け、多くの美容師や美容室経営者の悲痛な声は、

 

「潰れそうなくらい暇な日が続いています」「3月末からお客さんが全くきません。困りました、、」など数多くの困り果てた声を聞きました。

 

休業要請の指定がされず(一部地域はあったようです)協力金などがない、または店舗面積によっては休業しなければいけない店舗、など資金繰りに悩んだ店舗も多くありました。

 

そんな中でも政府の支援策の助成金・給付金・融資など利用し、より一層の衛生管理を整え、予約制限をしながら再開した店舗がほとんど。

 

ただそれでも、外出自粛要請の影響はかなり大きかったと思います。

 

美容室に行くことを控え、「自分で髪を切った」「ホームカラーをした」なども多く聞きました。また緊急事態宣言前や解除後でも美容室や理容室に行くのをためらうお客さんは多かったと思います。

 

今後はコロナの長期化で、美容室に行く間隔を空ける、長時間滞在を控える(オーダーメニューを最小に抑える)、などあるでしょう。

 

失客を防ぐ方法
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美容室のコロナ影響

  • 危機感を感じながらこの半年間
  • 再開した店舗がほとんど
  • 外出自粛要請の影響が大きかった
  • 来店をためらうお客さんは多い
  • 来店頻度を空ける、長時間滞在を控える

これは消費を抑えるというよりも、「感染が怖い」という感情の方が強いと思います。

RIKA

コロナ対策の衛生管理についてこちら
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美容室の生き残りをかけた7つの対策は?

 

美容室でコロナの生き残りをかけた7つの対策は、衛生管理の徹底、顧客化、新規獲得、失客しない、顧客の囲い込み、資金の確保、単価アップが必須7項目となるでしょう。

 

また衛生管理を目に見えるように視覚化させること(お知らせのdmや張り紙)でお客様に安心してもらうことが必須となります。

 

さらにコロナの長期化では、資金力の保有の強さ、顧客(固定客)が多いほど生き残っていけるでしょう。

 

資金力が多ければ今後コロナの長期化に耐えうることができ、広告など宣伝広告を多く打ち、新規集客力を続けることができます。また、利益率の高いものを残し、固定費を削ることも必須となります。

 

私の経験上、顧客(固定客)が多ければ多いほど、このような事態の場合は顧客に支えられることが多いです。小さな店舗など資金力が乏しい場合は、固定客を多く持つことで生き残ることができます。

 

むしろ資金力がある大型チェーン店(都内など)よりも、長年の常連客に支えられている店舗は、通常よりも10%程度マイナスしただけ、という店舗も多く聞きました。

 

総じて、今までは都会の方が人が集まりやすいなど店舗展開が集中していましたが、むしろ顧客に対して細かいサービスができる小さな店舗の方が顧客保有率が高くなる可能性はあります。

 

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都市部など大型店は、家賃や人件費など多くの固定費がかかり、また休業要請で休業せざるを得なかった店舗もあり、今後第2波〜3波が続くことでより厳しいでしょう。

 

美容室のコロナの生き残り対策

  • 対策7つ・・・衛生管理の徹底、顧客化、新規獲得、失客しない、顧客の囲い込み、資金の確保、単価アップ
  • 衛生管理を徹底と視覚化
  • 都市部大型店は、家賃や人件費など固定費が厳しい
  • 別の切り口から採択していく必要がある

今までのような美容室のあり方ではなく、別の切り口から採択していく必要があるでしょう

RIKA

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美容室のコロナ倒産は?

 

帝国データバンクが2019年12月に続き3回目のデータを2020年5月20日に発表しました。

 

「理容業」と「美容業」における、2009年度〜2019年度の倒産(負債1000万以上の法的整理)について分析しています。

 

※「理容業」の中には理髪店、床屋、理容院、バーバー。「美容業」は美容院、髪結業、美顔術業、マニキュア業、ペデュキュア業、ビューティーサロン、ビューティドック、エステティックサロンをそれぞれ修行として手がけるもの

 

調査結果(要旨)

1. 2019年度の倒産件数は180件(前年度比9.1%増)判明。2年ぶりに前年度比増加となり、過去最多を更新した。負債総額は、58億6600万円(どう34.0%増)となり、負債100億円以上の倒産は発生しなかったものの、2年連続して前年比増加となった

 

2.  負債規模別では、「5000万円未満」が157件と小規模倒産が9割を占めた

 

美容室の倒産帝国データバンク

引用元:帝国データバンク

 

 

 

1. 件数・負債総額

2年ぶりの倒産増加で、過去最多

2019年度の理美容業の倒産件数は180件(前年度比9.1%増)発生し、2年ぶりに前年度比増加となり、2000年以降で最多だった2017年度(166件)を上回った。このうち「美容業」(162件)が全体の9割を占め、3年連続して前年度から増加した。「理容業」(18件)は2年ぶりの前年比増加となった。

負債総額は58億6600万円(前年度比34.0%増)となり、負債10億円以上の倒産は発生しなかったものの、2年連続して前年度比増加となった。この「美容業」(約55億1600万円)が約94.0%を占めた。

理美容業の倒産数・帝国データバンク

理美容業の倒産数・帝国データバンク

 

理美容業の負債額帝国データバンク

引用元:帝国データバンク

 

 

 

理美容業の倒産率と負債額

  • 2019年度の倒産件数は180件(前年度比9.1%増)
  • 美容業(162件)が全体の9割
  • 3年連続して前年度から増加
  • 理容業(18件)は2年ぶりの前年比増加
  • 負債総額は58億6600万円(前年度比34.0%増)
  • 負債は2年連続して前年度比増加

 

このデータでは、2017年から急激に件数が増えています。負債総額は5000万円未満の小規模事業が多いですね。

この数字の中にはグルーブ会社など多店舗展開をしている店舗も含まれ、届け出を出していない休業店、閉鎖している店舗など実際には数千店舗もあるようです。

RIKA

 

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コロナだけではない?美容室の倒産の危険性

 

今回のコロナの影響で閉店になった、というよりも以前からその兆候は出ていたと思います。

 

この数十年のオーバーストア化、少子高齢化による客数の減少、顧客化できない低価格競争のため客単価の減少が続くなどありました。

 

特にこの10数年間に顧客化に力を入れなかった、すなわち新規獲得に頼り切っていた場合は、今回のような事態では、固定客が少ない店舗やリピート率が低い店舗はことのほか厳しい現状だったと思います。

 

また家計調査では理美容にかける消費を減らす傾向にあったため、自粛要請で「出かけないからいい」など外出しないために髪や美容に対する意識の低下に拍車がかかったことも原因です。

 

そのほかには経営者の高齢化、後継者不足は6割を超えています。また入社後3年で7割が離職するため、後継者不足に拍車がかかっています。

 

美容室の経営実態はこちら
[2020年]美容室の動向は激しい生存競争と後継者不足が深刻に。

 

1 消費支出の推移

図1 消費支出の対前年同月実質増減率の推移(二人以上の世帯)

理美容業の家計調査

引用元:日本政策金融公庫

 

 

美容室の倒産の危険性

  • オーバーストア化
  • 少子高齢化による客数の減少
  • 固定客が少ない店舗
  • 経営者の高齢化、後継者不足は6割
  • 入社後3年で7割が離職する

2019年10月以降、つまり消費税10%になってから、消費そのものが落ちています。

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まとめ・・・美容室はコロナで生き残り?コロナ倒産は加速する?7つの対策。

 

長年美容界にいて思うことは、固定客が多ければ多いほど安定します。とくに今回のコロナのような大規模な事態では、新規獲得は難しいものにします。

 

なぜなら、お客様はこのような緊急時は一度も行ったことがない店舗には、怖くていけないからです。

 

美容室のコロナ影響

  • 危機感を感じながらこの半年間
  • 再開した店舗がほとんど
  • 外出自粛要請の影響が大きかった
  • 来店をためらうお客さんは多い
  • 来店頻度を空ける、長時間滞在を控える

 

美容室のコロナの生き残り対策

  • 対策7つ・・・顧客化、新規獲得、失客しない、顧客の囲い込み、資金の確保、単価アップ
  • 衛生管理を徹底と視覚化
  • 都市部大型店は、家賃や人件費など固定費が厳しい
  • 別の切り口から採択していく必要がある

 

理美容業の倒産率と負債額

  • 2019年度の倒産件数は180件(前年度比9.1%増)
  • 美容業(162件)が全体の9割
  • 3年連続して前年度から増加
  • 理容業(18件)は2年ぶりの前年比増加
  • 負債総額は58億6600万円(前年度比34.0%増)
  • 負債は2年連続して前年度比増加

 

美容室の倒産の危険性

  • オーバーストア化
  • 少子高齢化による客数の減少
  • 固定客が少ない店舗
  • 経営者の高齢化、後継者不足は6割
  • 入社後3年で7割が離職する

 

RIKAはこう思うよ。

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RIKA

 

 
 
 
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