美容室の客単価の推移は減少傾向?そのままでは倒産の危機あり?!
美容師の減少や平均客単価、単価の減少から美容室の市場規模は?また美容業界の動向を見ると単価の推移から美容室の倒産が目立つ。美容業の動向は?
美容室の客単価の推移2003年〜2023年の20年間について、グラフ化し分析しました。前回の記事で美容室の客単価の全国平均について書きました。
前回の記事はこちら
→美容室の客単価の平均は?9000円以上にするための秘策とは!
美容室の客単価は、高単価か低単価の両極端な数字になっています。
以下をチェックしてみてくださいね。
□美容業界の動向は?
□平均客単価はどのくらい?
□単価の減少がある
□美容室の市場規模について
一つでもチェックがついたら今日の記事は参考になりますよ。
美容室の客単価の推移は減少傾向?そのままでは倒産の危機?!の改善策として、美容室を高単価にする方法や失客を防いで単価アップする方法もあります。
また早い段階での顧客満足の改善などを行い、提案による顧客の囲い込みが必要になってきます。
美容室の倒産について朝日テレビで解説した美容室コンサルタントで講師の私が、長いサロンの経験と美容師1000人ランキング1位受賞の経験をもとに解説します。
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美容業専門コンサルタントとして閉店ラッシュについてテレビ朝日で解説
⇒テレ朝ワイドスクランブル取材。美容室倒産過去最多について解説。
目次
美容室の客単価の推移は?
日本政策金融公庫「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」の客単価DI2003年〜2023年の20年間を見てみましょう。
美容業の客単価の推移 2003年〜2023年
2003年から2023年までの分析
1.全体的なトレンド
2003年から2008年
この期間は、DIが概ね0から10の範囲で推移しています。
比較的安定しており、大きな変動は見られません。
2008年から2013年
2008年のリーマンショックの影響で、DIが一時的に下降しています。
その後、2013年までに徐々に回復し、再び安定期に入っています。
2013年から2019年
DIは-10から10の範囲で推移し、比較的安定しています。
この期間も大きな変動はなく、美容サロン業界は一定の安定を保っています。
2020年
COVID-19パンデミックの影響で、DIが急激に-50.9まで下降しています。
パンデミックによる営業停止や制限、顧客の減少が直接の要因です。
2021年から2023年
パンデミックの影響から徐々に回復し、2023年中頃にはDIが5.4まで回復しています。
回復は一貫しており、顧客数や客単価の改善が見られます。
生産性の出し方についてこちら
⇒美容室の生産性の平均49万円は信号!赤字経営から脱出するには?
2 今後はどうなる?
パンデミックの影響とその後の回復(2020年から2023年)
パンデミックによる影響でDIが急激に落ち込みましたが、その後は着実に回復しています。
現在のポジティブなトレンドを活かし、さらなる成長を図るための戦略を検討することが重要でしょう。
美容室の値上げの失敗や値上げのタイミングについてはこちら
⇒美容室の値上げ失敗?値上げのタイミングと失客しないポイント3つ。
美容室の客単価の全国平均は?
厚生労働省統計によると、美容室の客単価の全国平均は6000円前後となっています。住宅街などの店舗施設では、6000円台を割っていますね。
提案で単価が上がる実証データ付き
⇒美容室の客単価は提案するだけで2000円UP?実証データあり。
平均客単価
引用元:厚生労働省「立地別1施設当たり客1人平均料金」
客数と客単価の分析についてはこちら
⇒客数と客単価を分析してみよう!どっちを優先するといいの?
パリコレ美容師が伝授する高単価デザイン術はこれ
⇒美容師のデザイン力「売れるデザインはこう作れ」パリコレ美容師。
客単価の低さで見る将来性
美容室は店舗競合が多いため、来店客数が減っています。「1000円カット」などによる低価格競争も背景にあると思います。
また、クーポン割引などサービスの一環として多用していることも関係していると思います。客単価の低いことが続くと、いろいろな問題点に直接影響が出ます。
低単価の顧客層から高単価の顧客層になったお客様の声とは?
⇒「ロイヤルカスタマー増、高単価な美容室になった!」お客様の声
美容師が4回目に失客しやすい原因は?
⇒美容師に多い4回目に失客する法則とは?永久指名される仕掛け。
男性客をターゲットとしたメンズサロンのニーズも増えてきており、女性客だけでなく男性客の単価アップを対策していきましょう。メンズの客単価を高単価にアップする方法は?⇒美容室のメンズの客単価をアップ!ガードが固い男性客の攻略法。
RIKA
客数の減少による客単価の減少
店舗の増大による減少
厚生労働省の経営者の意識に関する項目では、
経営者の経営上の問題点によると「顧客数の減少」、「客単価の減少」となっています。
美容業 主な経営上の問題点
引用元:厚生労働省 美容業の経営上の問題点は「顧客数の減少」
一度は値上げに失敗した美容室がたった1ヶ月で2000円以上もアップしたお客様の声はこちら
⇒美容室がたった1ヶ月で単価2000円以上アップで14000円以上に!お客様の声
競合店の多さの問題
また厚生労働省の統計ページによると、競合店が多く生存競争が激しいことがわかります。
美容業経営改善のポイント
(1)業界の動向
1.激しい生存競争
美容所の施設数は269,889施設(令和4度末)であり、10年前と比較 して38,755施設の増となっている
従業美容師数は571,810人であり、10年前と比較して92,301人の増となっている(厚生労働省『衛生行政報告例』による)。
引用元:厚生労働省「美容業の実態と経営改善の方策」 美容業改善のポイント
(平成24年3月)
これを見ても明らかに1施設あたりの客数確保が難しくなっていきます。そのため美容室では新規集客を継続的に行うことが必須となります。また、新規客だけに頼るのではなく、リピート客を増やしていくことも必須ですよ。
RIKA
グーグルマップにお店を載せる手順はこちら
⇒グーグルマップに載せる方法は?美容室をスマホで5分簡単登録!画像付き手順
新規集客を広告費ゼロにするには?
⇒[美容室]新規獲得は広告費を0にできる!その方法と具体例。
1日の来店客数は?
1日平均客数は平日で「0〜4人」が42.1%、休日は35.8%と大きく占めています。また「5〜9人」は平日28.5%、休日は21%となっています。
1店舗、平均4人来店者数で客単価が6000円とすると24000円になります。25日稼働で計算すると・・・
1日4人客数×平均客単価6000円=24000円(1日売上)
24000円(1日売上)×25日稼働=60万円
になります。単純計算ですが個人サロン店では、完全に赤字になってしまいますね。
引用元:厚生労働省「美容業の実態と経営改善の方策」 1日平均来店客数別構成割合
(平成24年3月)
LINE公式のリッチメニューで次回予約が増える作り方は?
⇒美容室はlineのリッチメニューで次回予約を増やす作り方【画像付き手順】
再来店率80%の特典の作り方はこちら
⇒LINE公式のクーポンの作り方は?美容室の再来店80%の特典【画像手順】
美容室が倒産?改善点
店舗数の多さから、各店舗の客数の減少は止まらないと思います。そのため、他店との差別化や、顧客満足度を上げて客単価を上げていくことが売上減少を食い止めると思います。
美容室の最高の迎え方を知っていますか?
⇒美容室の接客でまた来たい!は最高の迎え方で再来率アップする。
絶対数の少ない新規来店者数を狙うよりも、自店舗の改善や既存顧客を失客しないような対策が良いと思います。
失客を戻すdmの具体例はこちら
⇒美容師が失客を戻すdmは4つのポイントで80%はリピートする!
見直す点や改善点
- 顧客満足度を上げる
- 他店との差別化をはかる
- 提案による顧客への囲い込み
- スタッフの接客教育
- リピートや指名による生涯顧客化
サロンvip客の失客を防ぐには?
⇒美容室のVIP客が失客する原因は?対策3つの具体例で未然に防ごう。
サロンの喜ばれるおもてなしは?
⇒美容室のおもてなしで嬉しかった心に残る感動。おもてなしの心得と具体例
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まとめ・・・美容室の客単価の推移は減少傾向!そのままでは倒産の危機あり?!
いかがでしたか?
客単価の減少は明らかで、客数減少などを考えても今以上に減少させずに単価を上げた方が良いと思います。
見直す点や改善点
- 顧客満足度を上げる
- 他店との差別化をはかる
- 提案による顧客への囲い込み
- スタッフの接客教育
- リピートや指名による生涯顧客化
RIKAはこう思うよ
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RIKA
生産性の出し方についてこちら
⇒美容室の生産性の平均49万円は信号!赤字経営から脱出するには?
客数と客単価の分析についてはこちら
⇒客数と客単価を分析してみよう!どっちを優先するといいの?
メンズの客単価をアップする方法はこちら
⇒美容室のメンズの客単価をアップ!ガードが固い男性客の攻略法。
再来店率80%の特典の作り方はこちら
⇒LINE公式のクーポンの作り方は?美容室の再来店80%の特典【画像手順】
美容室の値上げの失敗や値上げのタイミングについてはこちら
⇒美容室の値上げ失敗?値上げのタイミングと失客しないポイント3つ。
サロンの店販のメリットについてはこちらの記事を参考に読んでみてくださいね。
⇒サロンの店販はメリットはある?店販率は顧客満足度に比例する。
美容師が4回目に失客しやすい原因について詳しく書きました
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提案で単価が上がる実証データ付き
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