美容室に求人が来ない!その原因と解決法。z世代の就活人気ランキング1位は?
美容室経営者にとって、スタッフ採用は大きな課題のつです。しかし、中にはなかなか求人が来ないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
美容室に求人が来ない!最大原因の4つは、1つ目「求人広告の魅力不足」2つ目「求人情報の掲載場所の選定」3つ目「求人募集方法が古い」4つ目「雇用条件が不明確」であることも原因です。
z世代の美容学生の就活人気ランキング1位は?1位は「紹介や推薦」、2位は「インスタグラム」、3位は「就職イベント」、4位は「インターンシップ」5位「求人サイト」です。
今日は、私の長い美容師経験をもとに、美容室求人が来ない原因と、その解決法について紹介します。今回は今現在の美容室オーナーやz世代にも調査し、私の求人募集の経験をもとに書いていきますので参考にしてくださいね。
目次
美容室に求人が来ない4大原因は?
私のところにも美容室経営者さんから美容室の求人についてご相談が多いですね。美容室の求人は主に広告募集が多いと思いますが、美容室に求人が来ない4大原因は、1つ目「求人広告の魅力不足」2つ目「求人情報の掲載場所の選定」3つ目「求人募集方法が古いこと」4つ目「雇用条件が不明」が挙げられます。
それぞれチェックしてみましょう。
美容室に求人が来ない4大原因
(1)求人広告の魅力不足
(2)求人情報の掲載場所の選定
(3)求人募集方法が古いこと
(4)雇用条件が不明
(1)求人広告の魅力不足
美容室求人に応募する人が少ない原因の1つに、求人広告の魅力不足が挙げられます。求人広告は、「スタッフ募集の顔」となるもの。また、魅力的な内容でなければ、応募者を引きつけることができません。
魅力的に見せるには「表現方法」を工夫してみましょう。例えば「給料応相談」という表現ではなく、「高収入可」と表現することで、より興味を持ってもらえる可能性がありますよ。
またブランディングが不十分であることも考えられます。美容室の魅力を十分にアピールしていないことで、就活生には「働きたい美容室」から外れている可能性がありますよ。
解決策として、美容室の魅力を伝えるブランディング活動の実施や、社員の声を掲載した募集ページの作成をすると良いでしょう。
求人広告の魅力不足
- スタッフ募集の顔
- 表現方法を工夫する
- ブランディング活動の実施する
- 社員の声を掲載した募集ページの作成する
美容室のホームページはプロフィールが大事。求人にも活用しよう!
⇒美容師の集客力で新規指名されるweb集客はプロフィールから。
(2)求人情報の掲載場所の選定
求人情報の掲載場所の選定も重要ですよ。求人情報が掲載される媒体や場所によって、応募者数が大きく変わることがあります。美容関連の求人サイトやSNSなど、ターゲット層に合った場所に掲載することが大切です。
求人情報の掲載場所の選定
- ターゲット層に合った場所
- 美容関連の求人サイト
- SNS
(3)求人募集方法が古いこと
求人する際、新しい求人募集方法を知らないことが原因もありますよ。
解決策として、SNSや求人サイトなど新しい求人募集方法の活用すること。例えば今現在はZ世代に合わせた求人方法が必要です。z世代は幼い頃からネットリテラシーが高いため、ネットを使い自分で探す傾向にあります。
z世代がよく使うSNSやアプリなどに求人広告を出すと効果が出ますよ。
新しい求人募集方法の活用
- SNSや求人サイトなど新しい求人募集方法の活用
- Z世代に合わせた求人方法が必要
- SNSやアプリなどに求人広告を出す
美容室や美容師のおすすめSNSはインスタグラム
⇒【最新】インスタグラムで美容師の新規集客はこの3つのルール。
(4)雇用条件が原因
雇用条件が不明確だと、スルーされる場合があります。例えば「求人募集内容がわかりにくい」「経験者優遇の募集」などですね。
求人募集内容がわかりにくいことが原因になっている場合の解決策は、明確な求人募集内容の記載や、質問に迅速に回答することが大切です。
また、「経験者優遇の募集」であることも新卒者や未経験者が応募しづらいことが原因になっている場合もあります。この解決策は、新卒者や未経験者も歓迎する求人募集を行うと良いでしょう。
雇用条件を明確にする
- 明確な求人募集内容の記載
- 質問に迅速に回答する
- 新卒者や未経験者も歓迎する求人募集
【最新求人】なぜ辞めるの?美容師が3年で辞める理由はこちら
⇒美容師が辞める原因は?2位イメージとのギャップ。1位は?理想と現実。
譲れない雇用条件とは?
美容学生が就活の際に譲れない雇用条件があります。それは「スタッフの待遇」です。
美容師が一番気になるのは「給与」だと思いますが、そのほかにも「福利厚生が整っている」「スタッフ育成や研修制度がある」などが挙げられます。
絶対条件の雇用条件は「スタッフの待遇」
(1)給与水準
(2)福利厚生が整っている
(3)スタッフ育成や研修制度がある
スタッフ待遇は、曖昧な表現などにせずしっかりとしたサポート体制があることをアピールしましょう。
RIKA
美容師の離職の原因は?こちら
⇒美容師の離職の課題は?アシスタントが去る社会的地位の低さが原因。
(1)美容師の給与水準
美容師だった私も経験がありますが、給与が良い美容室に転職しようか悩む時期があります。なぜなら、美容師ではない友人たちの初任給やボーナス、残業代などが支給されるという話を聞くと余計に美容師の平均年収が低いという現実を感じてしまうんですよね。
そのため、美容師の平均年収が低いことが原因で、求人しても来ないことが多いでしょう。解決策として、給与水準の見直しと福利厚生の充実を図りましょう。
美容師の年収についてはこちら
⇒40代の美容師の年収が分岐点。男453万と女245万で年収格差。
美容師の年収
引用元:資金構造基本統計調査
*政府の資金構造基本統計調査では見えにくいので、わかりやすいようにグラフ化しました。
美容師のアシスタントの育て方はこちら
⇒美容師のアシスタントの育て方は8つの処方箋でぐんぐん成長する!
(2)美容師の福利厚生
スタッフにとって、「給与」や「福利厚生」は大きな魅力となります。美容室経営者は、スタッフの待遇や福利厚生について改善することで、求人応募者を増やすことができますよ。
また美容室の福利厚生加入の低さは、厚生労働省の調査でも明らかです。
厚生労働省 社会保険の適用推進対策について
引用元:厚生労働省
(3)美容師のスタッフの育成・研修
美容室に求人が来ない原因の1つに、スタッフの育成・研修が挙げられます。美容師としてのスキルアップやキャリアアップができる環境を整備することで、スタッフが定着し、美容室経営者もスタッフの継続的な育成に注力することができます。
カリキュラムは、「○月○日にスタイリストになる」という明確なステップアップ方式のカリキュラムを作成し、自分がどんどん成長しているという実感や達成感を感じるようにします。
私のスタイリストデビュー奮闘記はこちら(人気の記事です)
⇒早くスタイリストになる方法。11ヶ月でデビューした私の練習方法。
アシスタントのカリキュラムについて
⇒美容師アシスタントが練習しない?カリキュラムで改善する方法。
私のところにもご相談がありますが、「入社してもカリキュラムがない」「教えてもらえない」「いつまでたってもスタイリストになれない環境」、といったスタッフ育成に積極的ではない美容室が存在するようですね。
RIKA
美容師のカリキュラムについてはこちら
⇒美容室のアシスタントはカリキュラムで辞める確率が上がる
スタッフ教育についてはこちら
⇒美容室のスタッフ教育。これがダメスタッフを育成する具体例。
Z世代の美容専門学校生就活の人気ランキング
以下はZ世代の美容専門学生が就活する際に一般的な方法を人気順にランキングしたものです。1位は「紹介や推薦」、2位は「インスタグラム」、3位は「就職イベント」、4位は「インターンシップ」5位「求人サイト」です。
Z世代美容専門学生の就活「人気ランキング」
1位:紹介や推薦
2位:インスタグラム
3位:就職イベント
4位:インターンシップ
5位:求人サイト
z世代についてはこちら
⇒美容師のz世代と育て方。早期離職を防ぐ教育と求人方法の具体例。
1位 紹介や推薦
美容専門学校からの推薦や紹介で、就職先を決めることが一番多いと思います。特に長い歴史がある美容室などは美容専門学校から良い生徒を紹介するケースが多いですね。
さらに私が調査した結果、意外と多かったのが「友達の紹介や知り合いの紹介、親からの勧め」です。友達が通っている美容院や、知り合いから聞いた、親が知っている美容院などの紹介です。
また、自分が通っていた美容院にそのまま就職するケースも多いですね。さらに調査すると、美容室に求人案内の張り紙やパンフレットが置いてあり、通っているお客さんが「あそこの美容室が求人してるよ。私も言ってるけどいい美容院だよ。」と勧められた、という話も聞きました。
まずは自分のサロンに求人の張り紙や、パンフレットを用意し配布する、お客様のDMやサロンのSNSやホームページにも掲載すると早いと思います。
1位 紹介や推薦
- 美容専門学校からの推薦や紹介
- 家族・友達・知り合いの紹介
- 自分が通っていた美容院
- 張り紙・パンフレットを配布
- DM・SNS・ホームページに掲載
私のサロンの求人でも一番多かったのが、この「学校の紹介・知り合いに紹介・通っていた美容室にそのまま就職」というケースでしたよ
RIKA
2位 インスタグラム
z世代は就活する前から、もっというと「美容」や「美容師」を意識し始めた頃から、インスタグラムで気になる美容師をフォローしたり、ヘアスタイルを眺めたりしています。
インスタグラムからは、サロンの様子やスタッフの様子、お客様がどのような人が多いのかなどを見ているので、自分に合うか合わないかなどを連想しやすく、候補に挙げています。
またインスタグラムのDMに連絡するということも気後れしないので、就活しやすいと言えます。
さらにインスタグラムの広告を使えば、なんとなく眺めているタイムラインやストーリーから求人しやすいです。ほぼ、「探す」よりも、「なんとなく眺めていることが多い」ため、求人のターゲットを絞って広告を出せば効果が高いですよ。
2位インスタグラム
- サロンやスタッフの様子がわかる
- 自分に合うか合わないかわかる
- 気後れせずDMに連絡する
- ターゲットを絞って広告を出せば効果が高い
多くのサロンに調査してもインスタグラムからのお問い合わせも多いとのことでした。
RIKA
3位 就職イベントに参加する
美容業界で開催される就職イベントに参加することで、多くの美容室や会社と出会うことができます。美容学生にとっては、さまざまな美容室のスタッフと接触するチャンスがあり、その美容室の様子や特徴を知ることができます。
また求人情報の提供や美容室の企業や会社の紹介が行われるため、就職活動の参考になります。
3位就職イベント
- 多くの美容室や会社と出会うチャンスが広がる
- 美容室の様子や特徴がわかる
美容室にとってはアピールするチャンスもあり、他のサロンと差別化できるように工夫すると効果が高いですよ。
RIKA
4位 インターンシップを通じて就職先を探す
美容学生にとって魅力なのが、現場で働きながら業界の実態を知ることができるため、「このサロンで働きたい」という思いも芽生えるでしょう。
4位インターンシップ
- 現場で働きながら業界の実態を知ることができる
- 「このサロンで働きたい」という思いも芽生える
- 美容学校から紹介
インターンシップは美容学校からの紹介が多いですが、私のサロンにも多くのインターンシップ生が来てくれました。私自身もフレッシュな美容学生とともに時間を過ごすことはとても嬉しく楽しい時間でしたよ^^
RIKA
5位 求人サイトを利用する
美容学生にとって、自分に合った求人情報を提供してもらえるため、就職先を見つけるのに有効な方法です。求人サイトは新卒者よりも経験者やパート募集の方が求人を獲得しやすい傾向にあります。
5位求人サイト
- 自分に合う求人情報を探しやすい
- 新卒者よりも経験者やパートなど中途採用向き
私の経験でも、求人サイトから新卒者が応募してくることはほぼなく、中途採用向きと言えるでしょう。
RIKA
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まとめ・・・美容室に求人が来ない!その原因と解決法。z世代の就活人気ランキング1位は?
美容室に求人が来ない原因は様々ありますが、解決策を見つけることで応募者数を増やすことができます。求人募集方法や募集内容を見直し、美容室の魅力をアピールすることで、魅力的な職場として多くの人材を集めることができますよ。
美容室に求人が来ない4大原因
(1)求人広告の魅力不足
(2)求人情報の掲載場所の選定
(3)求人募集方法が古いこと
(4)雇用条件が不明
絶対条件の雇用条件は「スタッフの待遇」
(1)給与水準
(2)福利厚生が整っている
(3)スタッフ育成や研修制度がある
Z世代美容専門学生の就活「人気ランキング」
1位:紹介や推薦
2位:インスタグラム
3位:就職イベント
4位:インターンシップ
5位:求人サイト
RIKAはこう思うよ。
求人はますます難しくなる
RIKA
美容師の育成ポイント
⇒美容師のスタイリストの育成は3つのポイントで上達が早まる
美容師スタッフ育成
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サロンのスタッフ教育
⇒サロンの接客態度が悪いスタッフ教育の改善策は?具体策は3つ。
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