【2022最新】美容室の動向は?売上の見通しと改善案の具体例。
2022年の美容室の最新の動向は、「厳しい状況はあるものの持ち直しの動きがみられる」という景況の最新データが出ました。2022年8月23日に日本政策金融公庫が生活衛生関係の景気動向の調査結果を発表しました。(美容業467企業)
2022年最新の美容室の動向は、売上判断DIでは2022年4〜6月は-17.3ポイント、2022年7〜9月期(見通し)は-4.4ポイントで12.9ポイント上昇。経営上の問題点では1位は顧客数の減少64.6、2位は客単価の低下28.1、3位は仕入れ価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難23.1となっています。
美容室の事業継続の改善案として、少子高齢化が加速する今後も「新規客の獲得と固定客の安定化」と言えるでしょう。
今日は最新のデータをもとにグラフ化し、美容業の動向について書いていきます。
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目次
2022年美容業の動向は?
このたび2022年8月23日に日本政策金融公庫が、生活衛生関係の景気動向の調査結果を発表(美容業は467企業)しました。2022年美容業の最新の動向は、「厳しい状況はあるものの持ち直しの動きがみられる」という景況の最新データが出ました。
一番気になる美容業の売上は、前回(2022年1〜3月期)の売上DIは-40.3でしたが、今回(2022年4〜6月)は-17.3ポイントと23ポイント上昇しています。また来期(2022年7〜9月期)の見通しは-4.5ポイントで12.9ポイント上昇になっています。
2022年の美容業の動向と売上
- 持ち直しの動きがみられる
- 前回(2022年1〜3月期)売上DI-40.3
- 今回(2022年4〜6月)売上DI-17.3で23ポイント上昇
- 来期(2022年7〜9月期)見通し売上DI-4.5で12.9ポイント上昇
少しずつですが、売上の回復がみられるようですね。
RIKA
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美容業467企業の景気状況調査結果
2022年4月〜6月の傾向は、美容業467企業のみ抜粋しています。
※DI(業況判断指数)=日銀短観で発表される景気指数(景気が良いと感じている企業から景気が悪いと感じている企業を引いた割合を示すもの)
ここでは(1)業況判断(2)売上、(3)採算、(4)利用客数、(5)客単価、(6)経営上の問題について書いていきます。参考にしてください。
(1)景気の動向 について
(1)業況判断DI
2022年4〜6月は−15.3ポイントで、2022年7〜9月の見通しは-4.5ポイント。10.8ポイント上昇
図表2 業種別 業況判断DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
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(2)売上について
(2)売上DI
来期は9.5ポイント上昇し、8.6となる見通し
2022年4〜6月(今期) -17.3ポイント 2022年7〜9月期(見通し)-4.4ポイント
図表5 業種別 売上DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
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(3)採算について
(3)採算DI
2022年4〜6月期-16.2ポイント
図表8 業種別 採算DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
アシスタントの生産性アップ法
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美容室の店販率についてはこちらを参考にしてみてくださいね。
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(4)利用客数について
(4)利用客数DI
2022年4〜6月期-30.1ポイント
図表11 業種別 利用客数DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
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(5)客単価について
(5)客単価DI
2022年4〜6月期-13.4ポイント
図表14業種別 客単価DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
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(6)主な経営上の問題点
(6)業種別 主な経営上の問題点について
主な経営上の問題点 | % |
顧客数の減少 | 64.6 |
客単価の低下 | 28.1 |
仕入れ価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難 | 23.1 |
店舗施設の狭隘・老朽化 | 15.3 |
従業員の確保難 | 15.3 |
特に問題なし | 6.0 |
後継者不足 | 5.8 |
その他 | 5.4 |
事業資金借入難 | 3.0 |
図表24 業種別 主な経営上の問題点(2022年4〜6月)
引用元:日本政策金融公庫
※わかりやすいようにグラフ化しています。
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美容業の売上の減少幅は7割が影響
さらに美容業の売上の減少幅を見てみましょう。
売上減少幅(前回調査との比較/業種別)美容業について
2022年4〜6月の売上の減少幅について、美容業は「20%未満55.1%」、ついで「20%以上50%未満40.2%」 、「50%以上60%未満4.7%」でした。
引用元:日本政策金融公庫
売上減少幅(前回との比較)
- 20%未満は55.1%
- 20%以上50%未満は40.2%
- 50%以上60%未満は4.7%
マイナスの影響があったと回答した企業は69.1% 、その内訳は売上の減少95%、営業時間の短縮・変更40.9%、休業(一時的なものを含む)23%と回答しています。また、影響はなかったと回答した企業は29.2%と3割弱となっています。
売上減少の影響について
- マイナスの影響があった・・・69.1%
- 売上の減少があった・・・95%
- 営業時間の短縮・変更をした・・・40.9%
- 休業(一時的なものを含む)・・・23%
- 影響はなかった・・・29.2%
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美容室経営のプラス要因は良い兆し
全国の美容室経営者の経営上のプラスの要因には行動規制緩和があり「外出機会多くなるため来店周期も戻りつつある」「行動規制解除で人や経済が動き出している」「結婚式や旅行の機会も多くなっていている」などが挙がっています。
マイナスの要因として「仕入れ価格や人件費高騰で売上は多少伸びても利益はさほど変わらない」や「オンライン授業やリモートワークの定着で身だしなみを気にしなくなったため、利用周期が延びる」と回答しています。
マイナスの要因
- 仕入れ価格や人件費高騰・・・売上は多少伸びても利益はさほど変わらない
- オンライン授業やリモートワークの定着・・・身だしなみを気にせず利用周期が延びる
プラスの要因
- 外出機会が多くなるため来店周期も戻りつつある
- 行動規制解除で人や経済が動き出し
- 結婚式や旅行の機会が多くなった
美容室は人の行動が大きく影響するビジネスですから、行動規制解除はとても良い兆しと言えるでしょう。
RIKA
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客数と客単価の分析についてはこちら
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美容業の事業持続可能にする改善案
業況判断指数を見ると、「影響があった」69%、「影響がなかった」3割弱、「プラスの影響があった」1.7%と答え、美容業全体では大きな影響があった、ということになります。
とはいうものの、少しずつですがマイナスから上昇ポイントが上がってきていますので、以前の状況に持ち直してきていると言えるでしょう。
今回のデータには売上減少の理由として「顧客の減少」や「客単価の低下」が挙げられていますが、以前から続いており少子高齢化が進み「顧客の減少」はより一層進むでしょう。
また美容室は年々増えており、美容施設一つに対して480人という厳しい状況はさらに顧客の減少化へと進むでしょう。事業持続可能にする改善案は「新規獲得」と「固定客」を増やしていくことは必須となります。
顧客を安定させるためには、新規獲得の「新規集客」や固定客を囲い込みする「リピートアップ」は、一層重要になりマーケティングを必要とするでしょう。
業況判断指数と改善
- マイナスから上昇ポイントが上がっている
- 少子高齢化で「顧客の減少」はより一層進む
- 「新規獲得」と「固定客」を増やす
オーナー自らマーケティングを学びマーケッターとなることはもはや必然でしょう。
RIKA
顧客の囲い込み方法
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リピートアップの解決策
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まとめ・・・【2022最新】美容室の動向は?売上の見通しと改善案の具体例。
2020年から続いている様々な影響は、日本政策金融公庫の調査で467企業の美容業の業況がわかりました。「厳しい状況はあるものの持ち直しの動きがみられる」という言葉通り、まだまだ横ばいまで行きませんが徐々にポイントが上昇してきています。
今回に限らず顧客の減少はますます加速しますので、「新規獲得」の新規集客と「固定客の囲い込み」であるリピートアップはより一層の努力が必要でしょう。
2022年の美容業の動向と売上
- 持ち直しの動きがみられる
- 前回(2022年1〜3月期)売上DI-40.3
- 今回(2022年4〜6月)売上DI-17.3で23ポイント上昇
- 来期(2022年7〜9月期)見通し売上DI-4.5で12.9ポイント上昇
売上減少幅(前回との比較)
- 20%未満は55.1%
- 20%以上50%未満は40.2%
- 50%以上60%未満は4.7%
売上減少の影響について
- マイナスの影響があった・・・69.1%
- 売上の減少があった・・・95%
- 営業時間の短縮・変更をした・・・40.9%
- 休業(一時的なものを含む)・・・23%
- 影響はなかった・・・29.2%
マイナスの要因
- 仕入れ価格や人件費高騰・・・売上は多少伸びても利益はさほど変わらない
- オンライン授業やリモートワークの定着・・・身だしなみを気にせず利用周期が延びる
プラスの要因
- 外出機会が多くなるため来店周期も戻りつつある
- 行動規制解除で人や経済が動き出し
- 結婚式や旅行の機会が多くなった
業況判断指数と改善
- マイナスから上昇ポイントが上がっている
- 少子高齢化で「顧客の減少」はより一層進む
- 「新規獲得」と「固定客」を増やす
RIKAはこう思うよ。
顧客獲得をがんばろう!
RIKA
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