【最新】美容業界ニュース2023年下半期の動向。2024年課題と3つ具対策
美容業界ニュース2023年7月〜9月期の景況は「持ち直しの動きが見られる」となっており、前回同様「持ち直しの動き」となります。
【最新】美容業界ニュース2023年下半期の売上は、前回より3.9低下し▲3.9ポイント、しかし来期(2023年10〜12月期)は今回よりも改善し3.5縮小の見通しですが、もっと持ち直すでしょう。
数年続いたコロナの影響で、前回の美容業界の業況はマイナス脱却しましたが、今回は前回より6.7ポイント低下し▲7.4、再び低下。
2024年の美容室の課題と具体的な3つの対策は、(1)ターゲットを絞ってを集客(2)顧客化するリピート対策を行う、(3)来店回数を増やす対策、この3点は重点的に行いましょう。
今日は美容業の専門家コンサルタントとして「美容室の倒産ラッシュ」について解説した私が、美容業ニュース2023年下半期について最新の情報を解説します。さらに2024年の美容室の課題と具体的な3つの対策も合わせてご紹介しますので参考にしてくださいね^^
目次
【最新】美容業界のニュース2023年下半期は?
【最新】美容業界の2023年7〜9月の景況は、前回より6.7ポイント低下し▲7.4と最新データ。(2023年10月31日日本政策金融公庫)
前回の景況は「持ち直しの動きが見られる」でしたが今回も同様「持ち直しの動き」となっており、コロナの影響はなくなり以前と同じ景況に戻ってきました。
また美容業の売上は、前回(2023年4月〜6月)より今期(2023年7月〜9月)3.9ポイント低下。来期(2023年10〜12月期)は3.5縮小し▲0.4となる見通しです。
2023年7〜9月期の美容業の動向と売上
- 「持ち直し」の動き継続
- 前回(2023年4〜6月期)売上0.0
- 今回(2023年7〜9月)売上▲3.9
- 来期(2023年10〜12月期)見通し売上▲0.4で3.5縮小
私は見通しよりも来期10〜12月はもっと持ち直す傾向があると思います。
RIKA
美容業の2023年下半期の動向は?
美容業ニュース2023年10月31日に発表された最新によると、美容業の業況は3.9低下。美容業の売上は前回はようやくマイナスから脱却した模様でしたが、今回は低下しました。
これは前回の時期のマイナス脱却は、値上げによる価格改定をしたサロンが増え、一時的に上がったもの。
では日本政策金融公庫のデータから、2023年7月〜9月下半期美容業461企業のみを抜粋してわかりやすくグラフ化しましたよ^^
RIKA
※DI(業況判断指数)=日銀短観で発表される景気指数(景気が良いと感じている企業から景気が悪いと感じている企業を引いた割合を示すもの)
ここでは(1)業況判断(2)売上、(3)採算、(4)利用客数、(5)客単価、(6)経営上の問題について書いていきます。参考にしてください。
年商についてこちら
⇒危ない!美容室の平均客数と平均単価で経営困難な平均年商がわかる。
(1)景気の動向 について
(1)業況判断DI
前回より6.7ポイント低下し▲7.4。2023年10〜12月の見通しは6.3ポイント縮小し▲1.1。
図表2 業種別 業況判断DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
来期10〜12月は、コロナの影響もなくなり、年末年始のお出かけやイベントなども通常に戻るため、美容室に戻る顧客も多いでしょう。
RIKA
美容室の値上げの失敗や値上げのタイミングについてはこちら
⇒美容室の値上げ失敗?値上げのタイミングと失客しないポイント3つ。
(2)売上について
(2)売上DI
2023年今期7〜9月は3.9ポイント低下し▲3.9。 2023年10〜12月期(見通し)3.5ポイント縮小し▲0.4
図表5 業種別 売上DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
全体的にはコロナ以前に戻りこの時期の年末年始シーズンに戻るでしょう。
RIKA
アシスタントの生産性アップ法
⇒美容室のアシスタントが生産性を伸ばすには?具体例付き!
美容室の店販率についてはこちらを参考にしてみてくださいね。
⇒サロンの店販率の平均は?5%以下は顧客満足度が低い黄色信号。
(3)採算について
(3)採算DI
前期からマイナス幅が-6.8ポイント低下し▲7.7となった
図表8 業種別 採算DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
やはり仕入れ価格や経費などの価格上昇で価格転嫁ができない美容室も多く、採算が取れないサロンも多いでしょう。
RIKA
美容室の赤字経営を脱出するには
⇒美容室の生産性の平均49万円は信号!赤字経営から脱出するには?
美容室のばらつきがある売り上げを平均にする方法はこちら
⇒美容室の月別の売上の差を攻略!利益率を平均にする集客方法。
(4)利用客数について
(4)利用客数DI
前期から3.4ポイント低下、今期7月~9月は▲16.6となった
図表11 業種別 利用客数DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
客数の減少は前期はかなりの顧客の戻りがありましたが、全体的な客数はますます減少するでしょう
RIKA
集客できるLINE公式のプロフィールの作り方
⇒line美容室のプロフィールで集客する作り方。4つのポイント具体例。画像付き(パソコン編)
美容室の集客のアイデアはこちら
⇒美容室の集客のアイデア18選。広告費ゼロで60人集客する超具体例
(5)客単価について
(5)客単価DI
前回よりも今期は4.3ポイント低下し▲1.1となった。
図表14業種別 客単価DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
美容師が心がけることは?
⇒美容師が心がけることは2つ。これがプロの仕事と言われる極意。
美容室のvip客が失客を防ぐはこちら
⇒美容室のVIP客が失客する原因は?対策3つの具体例で未然に防ごう。
前期は値上げによる価格改定やイベントなどお出かけ用ヘアスタイルのオーダーで単価アップした影響があるでしょう。今回は前回より低下しましたが、来期10〜12月はマイナスが縮小するでしょう
RIKA
失客を戻すdmの具体例はこちら
⇒美容師が失客を戻すdmは4つのポイントで80%はリピートする!
(6)主な経営上の問題点
(6)業種別 主な経営上の問題点について
1位は「客数の減少51.6%」、2位は「値上げ困難32.4%」(仕入れ価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難)、3位は「客単価の低下21.7%」、4位は「求人難17.3%」(従業員の確保難)、5位は「老朽化16.8%」(店舗施設の狭隘・老朽化)です。
主な経営上の問題点 | % |
1位 顧客数の減少 | 51.6 |
2位 仕入れ価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難 | 32.4 |
3位 客単価の低下 | 21.7 |
4位 店舗施設の狭隘・老朽化 | 17.3 |
5位 従業員の確保難 | 16.8 |
6位 特に問題なし | 9.6 |
7位 後継者不足 | 5.7 |
8位 その他 | 4.6 |
9位 事業資金借入難 | 3.7 |
美容室の喜ばれるおもてなしはこちら
⇒美容室のおもてなしで嬉しかった心に残る感動。おもてなしの心得と具体例
図表24 業種別 主な経営上の問題点(2023年1〜3月)
引用元:日本政策金融公庫
※わかりやすいようにグラフ化しています。
RIKA
客数と客単価の分析についてはこちら
⇒客数と客単価を分析してみよう!どっちを優先するといいの?
男女別のサロンの単価の30代女性と男性。攻略法はこちら
⇒男女別のサロンの単価は30代女性7,198円と30代男性4458円がトップ。
美容室2023年後半の見通しは?
2023年1〜6月までの半年間の前期は「厳しいものはあるものの持ち直しの動きが見られる」から「持ち直しの動き」に変わり好転している状況です。
美容業界の2023年下半期の業況は、10〜12月は6.3ポイント縮小し▲1.1の見通しですが、もっと持ち直すと思います。これはコロナ以前の社会全体の動きに戻るので久しぶりの年末年始を帰郷する人やイベントなどで、身綺麗にするために美容室を利用する人が増え、気分高揚のオーダー単価も上がるでしょう。
次回の提案方法やカウンセリングについてはこちらに書きました。参考に読んでみてくださいね。
⇒解決!美容室のリピート率を上げる『感動のカウンセリング方法』を教えます!
しっかりとお客様の気分高揚をつかみ、お客様がよりハッピーになる提案をしていきましょう!感謝されますよ^^
RIKA
美容師の提案力についてはこちらを参考に読んでくださいね。
⇒美容師の提案力が劇的にアップ!それは伝え方を変えるだけ!
さて、美容業界にとって厳しかったコロナの影響からコロナ以前に戻りましたが、さまざまな値上げラッシュが続き採算が取れていない美容室が多いのも事実です。
美容室の値上げラッシュはこちら
⇒値上げラッシュはなぜ?美容業「据え置き82%」客離れが怖いと足踏み。
日本の値上げラッシュの影響は、仕入れ価格・人件費、光熱費の高騰で、採算が取れない状態です。これは前期からさらにマイナス幅が-6.8ポイント低下し▲7.7となりました。
利用客数の減少は前期からさらに3.4ポイント低下、今期7月~9月は▲16.6で、客数の減少に悩んでいる経営者は51%にもなっています。
客単価は前期よりも今期は4.3ポイント低下し▲1.1。これは、美容室では値上げによる価格改定を実行したこともあり、一時的な単価上昇の影響が見られますね。
美容室の値上げの失敗や値上げのタイミングについてはこちらを参考に⇒美容室の値上げ失敗?値上げのタイミングと失客しないポイント3つ。
しかし上述したように、この年末年始で綺麗にしたい気分が上がっているお客様はいつも以上に多いですから、見逃さないようにしましょう
RIKA
2023年7〜9月期の見通し
- 業況の見通し▲1.1ポイント
- 売上の見通し▲0.4ポイント
2023年美容業下半期
- 2023年下半期「持ち直しの動き」
- 業況は6.3ポイント縮小し▲1.1
- 値上げラッシュが続き採算が取れていない
- 採算が取れず-6.8ポイント低下し▲7.7
- 「客数の減少」に悩んでいる経営者は51%
美容室のメンズの客単価をアップする具体例はこちら
⇒美容室のメンズの客単価をアップ!ガードが固い男性客の攻略法
美容室の業況判断の声
業況判断について美容室のアンケートを見てみましょう。
美容室の今期は?
業況 | 都道府県 | 判断理由 |
好転 | 富山県 | 旅行やイベントなどで外出機会が増えたため、パーマやカラーの希望が増え客単価が大幅に上昇した |
不変 | 滋賀県 | 去年に比べ客数はやや多くなったが、物価高で家計負担が増えたことで客単価は下がりつつある |
引用元:日本政策金融公庫
美容室の来期は?
業況 | 都道府県 | 判断理由 |
好転 | 山梨県 | コロナ5類に移行してから、安定した予約が確保できている。来季は、秋のイベント参加等により需要が増す見通し |
不変 | 秋田県 | ニーズは増えているものの、物価が上昇したことによる節約志向がみられ、美容室に使うお金も減っていくのではないかと危惧している |
引用元:日本政策金融公庫
価格転嫁の困難で採算が取れていない美容室も多いですね
RIKA
美容室がlineショップカードのポイントでリピートアップするコツ
⇒美容室はlineのポイントでリピートアップする作り方と手順。画像付き
LINE公式ショップカードで美容室は回転数をあげるコツ
⇒lineのショップカードの使い方で美容室は回転数アップ!具体例3つ
2024年美容業の課題と具対策は3つ
2023年の美容業から見る2024年の課題は、社会全体の値上げラッシュによる「仕入れ価格・人件費・光熱費」等の影響が続くでしょう。上述したように、価格上昇で採算は取れていない美容室が多いです。
「客数の減少」はますます常態化しており、少子高齢化や美容室の増加で今後も顧客獲得はますます難しくなるでしょう。客数減少の対策は、「顧客化」が一番重要です。
美容室の新規集客はますます厳しくなっていきますから、(1)ターゲットを絞ってを集客(2)顧客化するリピート対策を行う、(3)来店回数を増やす対策、この3点を重点的に行いましょう。
美容室のvip客が失客を防ぐはこちら
⇒美容室のVIP客が失客する原因は?対策3つの具体例で未然に防ごう。
美容室の2024年課題と対策3つは「(1)ターゲットを絞ってを集客する」は、理想のお客様を集客し、失客を防ぐ顧客満足度を上げていくこと。「(2)顧客化するリピート対策」は生涯通ってもらえるように(生涯顧客化)リピートアップする対策をし、(3)来店回数を増やして年商アップする対策をしていきましょう。
LINE公式ショップカードで美容室は回転数をあげるコツ
⇒lineのショップカードの使い方で美容室は回転数アップ!具体例3つ
リッチメニューで次回予約が増える作り方
⇒美容室はlineのリッチメニューで次回予約を増やす作り方【画像付き手順】
2024年の美容業の課題と対策
- 価格上昇で採算はマイナス
- 「顧客の減少」は少子高齢化や美容室の増加
- (1)ターゲットを絞って集客
- (2)顧客化する対策を行う
- (3)来店回数を増やす対策
生涯顧客化は顧客満足度をあげることで実現します。定期的なアンケートを取り改善をしていきましょう!美容室のお客様アンケートはこちら
⇒美容室はアンケートでスタッフの接客を改善できる。テンプレートつき。
RIKA
美容業専門コンサルタントとして閉店ラッシュについてテレビ朝日で解説
⇒テレ朝ワイドスクランブル取材。美容室倒産過去最多について解説。
サロンの店販のメリットについてはこちらの記事を参考に読んでみてくださいね。
⇒サロンの店販はメリットはある?店販率は顧客満足度に比例する。
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まとめ・・・【最新】美容業界ニュース2023年下半期の動向。2024年課題と3つ具対策
いかがでしたか?美容業界の2023年下半期は、コロナ以前に戻りつつも、値上げラッシュの影響で採算が取れない美容室が多いのが現状です。価格転嫁が困難の場合は来店回数を増やす工夫で年商の底上げをしていきましょう!
2023年7〜9月期の美容業の動向と売上
- 「持ち直し」の動き継続
- 前回(2023年4〜6月期)売上0.0
- 今回(2023年7〜9月)売上▲3.9
- 来期(2023年10〜12月期)見通し売上▲0.4で3.5縮小
2023年7〜9月期の見通し
- 業況の見通し▲1.1ポイント
- 売上の見通し▲0.4ポイント
2023年美容業下半期
- 2023年下半期「持ち直しの動き」
- 業況は6.3ポイント縮小し▲1.1
- 値上げラッシュが続き採算が取れていない
- 採算が取れず-6.8ポイント低下し▲7.7
- 「客数の減少」に悩んでいる経営者は51%
2024年の美容業の課題と対策
- 価格上昇で採算はマイナス
- 「顧客の減少」は少子高齢化や美容室の増加
- (1)ターゲットを絞って集客
- (2)顧客化する対策を行う
- (3)来店回数を増やす対策
RIKAはこう思うよ
今はチャンス
RIKA
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