美容業界ニュース2023と美容業界動向は?2024年課題と具体的対策
美容業界ニュース2023年4月〜6月期の景況は「持ち直しの動きが見られる」となっており、徐々にコロナ前に戻ってきている傾向でしょう。
美容業界ニュース2023年の最新美容業の売上は、前回よりも改善し来期(2023年7〜9月期)の見通しは6.5ポイント上昇になっています。
厳しかったコロナの影響も、美容業界の業況は3.0ポイントも上昇し売上はマイナス脱却しましたが、仕入れ価格・人件費、光熱費の高騰で、採算は-0.9ポイントで回復までもう少し。
2024年の美容室の課題と具体的な対策は、(1)リピートするお客様を集客する(2)顧客化する対策を行う、この二点は重点的に行いましょう。
今日は美容業のコンサルタントとして「美容室の倒産ラッシュ」について解説した私が、美容業ニュース2023年について最新の情報を解説します。また2024年の美容室の課題と具体的な対策も合わせてご紹介しますので参考にしてくださいね^^
目次
美容業界動向2023年は?
美容業界動向2023年は、「持ち直しの動きがみられる」という景況の最新データが出ました。(2023年8月4日日本政策金融公庫が生活衛生関係の景気動向の調査結果を発表(美容業は461企業)
前回の景況は「厳しさはあるものの持ち直しの動きが見られる」でしたが、今回は「厳しさ」が抜け「持ち直しの動き」となっており、徐々にコロナ前に戻ってきている傾向でしょう
美容業の売上は、前回(2023年1〜3月)は-23.9ポイントでしたが、今期(2023年4〜6月)は0.0ポイントまで改善しています。また来期(2023年7〜9月期)の見通しは6.5ポイントで上昇し6.5ポイントになっています。
2023年4〜6月期の美容業の動向と売上
- 「厳しさ」は抜け「持ち直し」の動き
- 前回(2023年1〜3月期)売上DI-23.9
- 今回(2023年4〜6月)売上DI 0.0ポイントまで改善
- 来期(2023年7〜9月期)見通し売上DI6.5で6.5ポイント上昇
コロナ前に戻ってきてますね
RIKA
年商についてこちら
⇒危ない!美容室の平均客数と平均単価で経営困難な平均年商がわかる。
美容業ニュース2023年は?
美容業ニュース2023年8月4日に発表された最新によると、美容業の業況は3.0ポイント上昇しました。美容業の売上もようやくマイナスから脱却した模様。常態化している客数の減少も変わらずですね。
では日本政策金融公庫のデータから、2023年4月〜6月美容業461企業のみを抜粋してわかりやすくグラフ化しましたよ^^
RIKA
※DI(業況判断指数)=日銀短観で発表される景気指数(景気が良いと感じている企業から景気が悪いと感じている企業を引いた割合を示すもの)
ここでは(1)業況判断(2)売上、(3)採算、(4)利用客数、(5)客単価、(6)経営上の問題について書いていきます。参考にしてください。
(1)景気の動向 について
(1)業況判断DI
2023年1〜3月期は-33.8ポイントから、4〜6月は−0.7ポイントまで改善。2023年7〜9月の見通しは3.0ポイントで3.0ポイント上昇
図表2 業種別 業況判断DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
美容室の無料ででき新規集客法はこちら
⇒美容室の集客で無料でできる方法は?集客につながるポイント。
(2)売上について
(2)売上DI
2023年1〜3月期は-23.9ポイントで、今期4〜6月は0.0ポイント。 2023年7〜9月期(見通し)プラス6.5ポイント
図表5 業種別 売上DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
アシスタントの生産性アップ法
⇒美容室のアシスタントが生産性を伸ばすには?具体例付き!
美容室の店販率についてはこちらを参考にしてみてくださいね。
⇒サロンの店販率の平均は?5%以下は顧客満足度が低い黄色信号。
(3)採算について
(3)採算DI
2023年1〜3月期は-18.1ポイント、4~6月期-0.9ポイント
図表8 業種別 採算DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
美容室の赤字経営を脱出するには
⇒美容室の生産性の平均49万円は信号!赤字経営から脱出するには?
美容室のばらつきがある売り上げを平均にする方法はこちら
⇒美容室の月別の売上の差を攻略!利益率を平均にする集客方法。
(4)利用客数について
(4)利用客数DI
2023年1〜3月期は-37.8ポイントで、今期4~6月期-13.2ポイント
図表11 業種別 利用客数DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
新規集客方法についてはこちら
⇒美容室の新規集客のやり方はこの6つの具体的手順で成功する!
グーグルマップにお店を載せる手順はこちら
⇒グーグルマップに載せる方法は?美容室をスマホで5分簡単登録!画像付き手順
客数の減少は常態化していますね
RIKA
(5)客単価について
(5)客単価DI
2023年1〜3月期は-11ポイントで、今期4〜6月期は5.4ポイント
図表14業種別 客単価DIの推移
引用元:日本政策金融公庫
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⇒「ロイヤルカスタマー増、高単価な美容室になった!」お客様の声
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単価が上がってきた要因は旅行やイベントの再開でお出かけのためのスタイルオーダーが増えて単価もアップし、値上げによる価格改定などによる影響があるでしょう。
RIKA
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(6)主な経営上の問題点
(6)業種別 主な経営上の問題点について
1位は「客数の減少52.4%」、2位は「値上げ困難32.1%」(仕入れ価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難)、3位は「客単価の低下20.8%」、4位は「求人難17.4%」(従業員の確保難)、5位は「老朽化14.1%」(店舗施設の狭隘・老朽化)です。
主な経営上の問題点 | % |
1位 顧客数の減少 | 52.4 |
2位 仕入れ価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難 | 32.1 |
3位 客単価の低下 | 20.8 |
4位 従業員の確保難 | 17.4 |
5位 店舗施設の狭隘・老朽化 | 14.1 |
6位 特に問題なし | 11.7 |
7位 その他 | 4.8 |
8位 後継者不足 | 4.3 |
9位 事業資金借入難 | 3.7 |
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⇒美容室のおもてなしで嬉しかった心に残る感動。おもてなしの心得と具体例
図表24 業種別 主な経営上の問題点(2023年1〜3月)
引用元:日本政策金融公庫
※わかりやすいようにグラフ化しています。
RIKA
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美容室2023年後半の見通しは?
さて、2023年も残りわずかですが、6月の記事「【2023年】美容室の動向は?回復の兆しと乗り越えるべき課題」に書いた通り、「美容業の好転の兆し」になっていますね^^
2023年1〜6月までの半年間は「厳しいものはあるものの持ち直しの動きが見られる」から「持ち直しの動き」に変わり好転している状況です。
これは嬉しいですよね。美容業界にとっても厳しかったコロナの影響は、抜けつつありますよ。美容業界の業況は3.0ポイントも上昇し、売上はようやくマイナスから抜け、以前の位置に戻ってきましたね。
しかし、仕入れ価格・人件費、光熱費の高騰で、採算は-0.9ポイントで回復までもう少し、というところ。
そして相変わらず、利用客数の減少は-13.2ポイントで、「客数の減少」に悩んでいる経営者は52%にもなっています。
客単価DIは今期には5.4ポイント上昇しています。これは、イベント等が復活したことで、カットのみではなく、カラーやパーマなどの施術や着付けやメイクアップなどのオーダーが復活してきているのでしょう。さらに美容室では値上げによる価格改定を実行したこともあり、単価上昇の影響が見られますね
美容室の値上げの失敗や値上げのタイミングについてはこちらを参考に⇒美容室の値上げ失敗?値上げのタイミングと失客しないポイント3つ。
RIKA
2023年7〜9月期の見通し
- 業況の見通しDI 3.0ポイント
- 売上の見通しDI 6.5ポイント
2023年美容業半年間
- 2023年半年間「持ち直しの動き」
- 業況は3.0ポイントも上昇
- 売上はようやくマイナスから抜ける
- 仕入れ価格・人件費、光熱費の高騰で、採算は-0.9ポイントで回復までもう少し
- 利用客数の減少は-13.2ポイント
- 「客数の減少」に悩んでいる経営者は52%
- 客単価DIは5.4ポイント上昇
美容室がlineショップカードのポイントでリピートアップするコツ
⇒美容室はlineのポイントでリピートアップする作り方と手順。画像付き
LINE公式ショップカードで美容室は回転数をあげるコツ
⇒lineのショップカードの使い方で美容室は回転数アップ!具体例3つ
美容室の業況判断の声
今回のアンケートの回答から業況判断について美容室の声を見てみましょう。
美容室の今期は?
業況 | 都道府県 | 判断理由 |
好転 | 沖縄県 | 地元客の戻りに加え、外国人を含む観光客の来店も増えている |
不変 | 静岡県 | コロナで減少していた客足が徐々に回復してきているが、カット中心で客単価は伸びない状態が進んでいる |
引用元:日本政策金融公庫
美容室の来期は?
業況 | 都道府県 | 判断理由 |
好転 | 高知県 | イベント等の開催が増え、着付けやヘアセットの注文が増えてきた。今後も結婚式の着付け等、需要が高まっていく見通し |
不変 | 鳥取県 | コロナが落ち着き、客足は戻りつつあるが、光熱費等の諸経費が高騰しており、本格的な回復とはならないだろう |
引用元:日本政策金融公庫
採算がもう少し、というところでしょうか
RIKA
美容室の集客のアイデアはこちら
⇒美容室の集客のアイデア18選。広告費ゼロで60人集客する超具体例
次回の提案方法やカウンセリングについてはこちらに書きました。参考に読んでみてくださいね。
⇒解決!美容室のリピート率を上げる『感動のカウンセリング方法』を教えます!
2024年美容業の課題と対策
2024年は、2023年の美容業の課題から、新たな「仕入れ価格・人件費・光熱費」等の影響があるでしょう。上述したように、売上や単価は戻りつつありますが、「仕入れ価格・人件費・光熱費」等の価格上昇で採算は取れていない状況です。
また常態化している「顧客の減少」は少子高齢化や美容室の増加で、今後も顧客獲得はますます難しくなるでしょう。そのための対策は、「顧客化」が一番重要になっていきます。
美容室の新規集客はますます厳しくなっていきますから、(1)リピートするお客様を集客する(2)顧客化する対策を行う、この二点は重点的に行いましょう。
顧客の囲い込み方法
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単価アップの超具体例
⇒誰でもできる美容師の客単価を確実に上げる方法と具体例
2024年の美容室の課題の対策は「(1)リピートするお客様を集客する」は、美容室に本当に来て欲しいお客様を集客し、顧客満足度を上げていくこと。「(2)顧客化する対策を行う」も同様、顧客満足度を上げて生涯通ってもらえるように(生涯顧客化)リピートアップする対策をしていきましょう。
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2024年の美容業の課題と対策
- 「仕入れ価格・人件費・光熱費」価格上昇で採算はマイナス
- 常態化「顧客の減少」は少子高齢化や美容室の増加
- (1)リピートするお客様を集客する
- (2)顧客化する対策を行う
顧客化はすぐに実現はしないのでコツコツと施策していきましょう
RIKA
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まとめ・・・美容業界ニュース2023と美容業界動向は?2024年課題と具体的対策
いかがでしたか?前回6月に予想した通り、売上は元にもどりつつも、光熱費や仕入れ価格の上昇で採算はまだマイナスが続いています。引き続き顧客化することは必須になっていますね。顧客目線で対策と改善をしましょう。
2023年4〜6月期の美容業の動向と売上
- 「厳しさ」は抜け「持ち直し」の動き
- 前回(2023年1〜3月期)売上DI-23.9
- 今回(2023年4〜6月)売上DI0.0で23.9ポイント上昇
- 来期(2023年7〜9月期)見通し売上DI6.5で6.5ポイント上昇
2023年7〜9月期の見通し
- 業況の見通しDI 3.0ポイント
- 売上の見通しDI 6.5ポイント
2023年美容業半年間
- 2023年半年間「持ち直しの動き」
- 業況は3.0ポイントも上昇
- 売上はようやくマイナスから抜ける
- 仕入れ価格・人件費、光熱費の高騰で、採算は-0.9ポイントで回復までもう少し
- 利用客数の減少は-13.2ポイント
- 「客数の減少」に悩んでいる経営者は52%
- 客単価DIは5.4ポイント上昇イベント等が復活
2024年の美容業の課題と対策
- 「仕入れ価格・人件費・光熱費」価格上昇で採算はマイナス
- 常態化「顧客の減少」は少子高齢化や美容室の増加
- (1)リピートするお客様を集客する
- (2)顧客化する対策を行う
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RIKA
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